短編小説

短編小説:ありのママ【美姫さんの行動スピード】

美姫さんの行動スピード 美姫さんは、本当にソファーから動かない。 動くといったら、ご飯を食べる時かトイレに行くときか寝る時。 読みたい本があるときも、テレビのリモコンを取ってほしいときもエアコンの温度を変えて欲しいときも全部、僕かお父さんに言…

短編小説:ありのママ【美姫さんの担当】

美姫さんの担当 家事分担が主流だという。 僕の家の家事は、ほとんどお父さんがしている。 そろそろ、僕も家事を手伝おうと思い、この前の週末にみんなで夕飯を食べ終わった後、「夕食の片付けの担当を決めようよ。」と提案してみた。 「おぉっ。いいね~。…

短編小説:ありのママ【美姫さんvs天気とは】

美姫さんvs天気とは 「美姫さん、昨日の天気なんだったっけ?」と夏休みの宿題をしていた僕は美姫さんに天気を聞く。「晴れ。」と美姫さん。僕は昨日の天気の欄に【晴れ】と書く。 「じゃぁ、その前の日は?」と僕。「晴れ。」と即答する美姫さん。 僕は、…

短編小説:ありのママ【美姫さんvsマルチ同級生】

美姫さんvsマルチ同級生 学校から家に帰るとアイスがたくさん冷蔵庫に入っていた。 「どうしたの?これ?」と僕が聞くと 「よろず屋の報酬だよ。」と美姫さん。 「あれ?。夏は暑いからお休みじゃなかったの?」と僕が聞く。 美姫さんが新たによろず屋の労…

短編小説:ありのママ【美姫さんvs冷房】

美姫さんvs冷房 僕の家は、キンキンに冷えている。ちょっと寒いぐらい。 でも、これはまだいい方。その理由は、こちらから 【美姫さんvs季節編】 美姫さんは、暑いのが大嫌い。24時間冷房の中にいるから、どんどん温度は低くなる。 「美姫さん、あまり身…

短編小説:ありのママ【僕vsペット】

僕 vs ペット 僕の家は、ペットを飼っていない。 どうしてかって?それは、去年のこと・・・。 「美姫さん、犬か猫か飼おうよ。」と僕が言う。 テレビで、【我が家のペット特集】なるものをしていて、それを見ているとペットが欲しくなってきた。 「ペットね…

短編小説:ありのママ【美姫さんvs選挙】

美姫さんvs選挙 美姫さんの候補者選びの方法が、妙だ。 まず、投票日の一週間前に候補者の写真の目の部分だけを見れるように他の部分は紙でお面の目の部分だけをくりぬいたものを候補者の写真に張り付ける。 それを自分が一番目に付くところにはる。この選…

短編小説:ありのママ【事実は小説よりも!?】

事実は小説よりも!? テレビを見ていると美姫さんが、いきなり 「この話ってさ、【事実は小説より苦なり】だよね。」と言い出した。 「なにそれ。【事実は小説より苦なり】って、はじめて聞いた。」と僕が言うと「だって、ものすごい苦労の話だよ。こんなに…

短編小説:ありのママ【美姫さんvsゴミ分別】

美姫さんvsゴミ分別 「美姫さん、またゴミの分別を間違えているよ!。」とお父さんが叫んでいる。 「間違えてないよー。」と美姫さんが言う。 「割れたコップは、燃えるゴミじゃないよ。」とお父さんが言う。 「燃えるゴミだよー。」と美姫さん。 「燃えな…

短編小説:ありのママ【美姫さんvs自由研究2】

美姫さんvs自由研究2 おばあちゃんちに遊びに行くとおじいちゃんが、片付けをしていた。 「何してるの?」と僕が聞くと「美姫さんの思い出の品を片付けてるんだよ。」とおじいちゃんは言った。 「そんなにいっぱいは、お棺に入らないから、厳選しなさいって…

短編小説:美姫さんのいいところ

美姫さんのいいところ 学校で【お互いの良い所を探そう】という授業があった。 僕がお父さんに頼もうか美姫さんに頼もうか悩んで、宿題の紙を見ていると美姫さんがやってきて「なになに。あっ、それ私書けるよ~。ショウの良い所を書くんでしょ。」と言って…

短編小説:美姫ファースト

美姫ファースト お父さんと三人で話をしている時に「うちは、美姫ファーストだな~。」と言った。 「本当にそうだね。」と僕が言うと美姫さんが何故か突然怒りだした。 「こうちゃんもショウも私の事、嫌いなの?」と美姫さん。 何言ってるんだ美姫さん?状…

短編小説:美姫さんのプライバシー保護術

美姫さんのプライバシー保護術 美姫さんと二人で歩いているとちょっと強引な勧誘の人に会った。 「すみません。アンケートだけでいいんで。2分もかからないアンケートですから。今、アンケートに答えると、なんと!お子さまにはプレゼントがありますよ!」と…

短編小説:僕のお父さん

僕のお父さん いつも美姫さんの話ばかりだから、たまにはお父さんの話。 僕のお父さんは現実的。一般的に夫婦の奥さんの方が現実的で、ご主人の方は夢見がちって言うんだけど、僕んちの場合は反対。美姫さんが非現実しかみないから、お父さんが現実的なんだ…

短編小説:美姫さんvs便利グッズ

美姫さんvs便利グッズ AIアシスタント*1が今流行ってるけど、美姫さんに言わせたら「そんなものいらない。お金を払って買うものじゃない。」だそう。 何故かって? そりゃ、お父さんとかおじいちゃんが美姫さんの手となり足となり動いてるからね。 美姫さん…

短編小説:ぼくの夏休み

ぼくの夏休み 夏休みが始まる。 「あぁ……。夏休みがはじまる!!。お昼作らなきゃいけない……。」と美姫さん。 「美姫さんは、お昼作らないじゃん。お父さんがお弁当作ってるでしょ。」と僕が言うと 「だって、世間の母親はそう言うらしいんだもん。たまには…

短編小説:美姫さんvs見たいテレビ?

美姫さんvs見たいテレビ? 朝から美姫さんが新聞を眺めて「あー、忙しい。あー、忙しい。さてどうするか?」とブツブツ言っている。 何か面白そうなイベントでも載っていたのかな? 僕が「何かあるの?」と聞くと「見て、ショウ。明日のテレビ。面白そうなの…

短編小説:見た目vs中身

見た目vs中身 学校が終わって家に帰ると、僕は言葉を失った。 美姫さんがピンクの髪の色になっていたのだ。 僕はただいまを言う前に「どうしたの。その頭。」と美姫さんに聞く。 「可愛いでしょ~。」と自慢げな美姫さん。 「もっと年相応のお洒落をしようよ…

短編小説:美姫さんの選択術 

美姫さんの選択術 「クラスの子が、みんな持ってる」とか「◯◯が言ってたから〜」と言う言い方を僕がすると「ショウはみんなが死んだら、死ぬの?」とか「◯◯が、ショウに死ねって言ったら死ぬの?」と美姫さんは言う。 どうやら、自分のことは自分で決めなさ…

短編小説:美姫さんと【ホウレンソウ】

美姫さんと【ホウレンソウ】 「美姫さん、よろず屋の仕事をしたなら仕事したってちゃんと言わなくちゃ。」と仕事から帰ってきたお父さんがリビングに入ってくるなり、ソファーにゴロッとしている美姫さんに言う。*1 美姫さんがのそっと起き上がり「あー。お…

短編小説:よろず屋美姫、今日も働く?!

よろず屋美姫、今日も働く?! 学校から家に帰ると美姫さんが「ショウ、樋口先生のクラスって今大変なの?」と美姫さんが聞いてきた。 「あぁ、樋口先生ね。そうだね。大変そうだよ。」と僕。 樋口先生と言うのは僕の去年の担任の先生で、今は4年生の担任を…

短編小説:よろず屋美姫、初仕事

よろず屋美姫、初仕事 お父さんが仕事から帰ってくるなり「美姫さん。よろず屋の初仕事決まったんだって。」と美姫さんに言う。 「うーん。そうかもー。」とつれない返事の美姫さん。 「えー。美姫さんようやく初仕事だね。で、どんなお仕事?」とお父さんに…

短編小説:ありママ【美姫さんvs美人】

美姫さんvs美人 クラスの女子が「顔が小さくなりたい~。」と言っていた。 帰ってから美姫さんに「美姫さんも顔が小さくなりたいって思う?」と聞いた。 「ショウ。私に喧嘩売ってるの?」と美姫さん。 「えっ?」と僕が聞くと「人に向かって『顔が小さくな…

短編小説:ありのママ 【美姫さん≒いとこ】 

美姫さん≒いとこ おばあちゃんの家で、宿題をしていると「ショウ。エライね〜。」とおばあちゃん。 「エヘヘ。」と僕は照れ笑いをする。 するとそこに大伯母さん(おばあちゃんのお姉ちゃん)が遊びに来た。 「おおっ。ショウ。久しぶり~。えーっ。勉強して…

短編小説:ありのママ【美姫さんvs蚊】

美姫さんvs蚊 家族で、自然を散策にきた。 美姫さんも一緒だ。 嫌がる美姫さんに「毎日毎日、文句ばっかり言ってないで、自然の中で心を洗いなさい」とお父さんが言ったから、改心しようと美姫さんがついてきたわけではない。 そこにある美味しいソフトクリ…

短編小説:ありのママ【理想の結婚相手とは】

理想の結婚相手とは クラスの女子が「結婚するなら『ビビビッ』ってきた人がいいよね~。」と1人が言うと、すると他の女子が「私は、身長が高い方がいいな~。」とか「いや、お金持ちでしょ。」とか「頭は良くないと―。」とか「顔が1番」とか言っている。 ふ…

短編小説:ありのママ【美姫さんvs卒業アルバム】

美姫さんvs卒業アルバム 「ショウ。もうすぐ卒業アルバムの写真撮影だな。散髪に行くか?」とお父さんが、僕の学校の行事予定表を見ながら言った。 「このままでいいかなぁ~。」と僕が言うと「そうだな。直前に散髪して失敗するのもなぁ。」とお父さん。 …

短編小説:ありのママ【よろず屋美姫始め〼】

よろず屋美姫始め〼 お父さんが、仕事から家に帰ってくるなり「美姫さん、康夫くんが話があるそうだよ。」といった。 「私はないけど。」と美姫さん。 「そういうと思ったから、聞いといた。」とお父さん。 そしてお父さんは「康夫くんがね、仕事を一緒にし…

ありのママ 【美姫さんvs同級生】

美姫さんvs同級生 外出先で「あぁっ!美姫じゃん。久しぶり。」と声をかけてきた女の人がいた。 おぉっ。美姫さんの知り合いか?珍しい!と思っていたら、 「人違いじゃないですか?」と真顔で返す美姫さん。 「あっ。すみません。」と赤面し、立ち去る女…

ありのママ  【美姫さん流:感謝の手紙編】

美姫さん流:感謝の手紙 今日はおばあちゃんの家に遊びに来ている。 学校で出されたひとつの宿題を持って。 学校で出された宿題っていうのは、【親への感謝の手紙】だ。 美姫さんにバレないようにおばあちゃんの家に来て書いている。 僕が、手紙を書こうと紙…