この話は、フィクションです。
FXのやり方を簡単に面白く理解出来ればと思って書いています。
投資は自己判断でお願いします。
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蓮・億り人への道?! 第1話
登場人物紹介
蓮 【今どきの中学生。物欲多い主人公】
凛子さん 【何故か投資に詳しい主婦・蓮の母親】
凛子さん:「あのさー蓮。ひとつ提案です。中学生になったんだから、自分のお小遣いを自分で稼ぐのと、一定のお金を毎回もらえるのとどっちがいい?。」
蓮:「はぁ?。意味わかんないし。そりゃ、一定のお金を毎回もらえる方がいいでしょ!」
凛子は、僕の母親ですが、お母さんと呼ぶと怒ります。『老け込んだみたいだから、やめてね。』といいますが、充分に老けていると思います。初老のおばばなのに若作りに余念がありません。だから、心の中では【おばば】と呼んでいます。
凛子さん:「じゃぁ、毎月2000円ね。」
蓮:「はぁ?。馬鹿じゃねぇの?。小学生じゃないんだから。」
凛子さん:「じゃぁ、じぶんで稼ぐ?。きちんと勉強すれば、自分のお金が倍になったりするけど!。損することもあるけどね(小声で)」
えっ。お金が倍?。そりゃ、魅力的だよな。欲しいものはいくらでもあるし。
蓮:「じゃぁ、自分で稼ぐ。でも、何すんの?」
凛子さん:「投資をしようか。まずは、FXかな。少ないお金からでも出来るし。」
「例えば、今、日本のお金をドルに換えると1ドル100円かかるとします。でも、次の瞬間にはどうなるかわかりません。100円で買ったものが101円になれば1円の儲けです。99円になれば1円の損です。そうやって利益をだしていきます。」
おばばが妙な図を見せてくれた。その図はグニャグニャ、グニャグニャ毎日、いや毎時間、いや毎分毎秒上下に動いていた。
蓮:「1円の儲けじゃ、何も買えないけどー。」
凛子さん:「私が、20万円貸してあげるからそれを元手にしていいよ。その場合1ドルが100円としたら、ドルに換えたらどうなる?」
蓮:「20万だったら、2000ドル?。」
凛子さん:「それが1ドルが1円上がったら?。」
蓮:「2000円?。」
凛子さん:「ピンポーン。それが、秒単位でおこったりする時がある。かも!(小声で)」
蓮:「やる!。」
凛子さん:「いろんな勉強をしないといけないけど?。」
蓮:「勉強します!」
凛子さん:「教えてくださいじゃなくて?。」
蓮:「教えてください。」
凛子さん:「『教えてください。凛子さん』でしょ。」
蓮:「おしえてください。凛子さん。」
凛子:「お金は貸すんだから、利息はしっかり払ってね!。元金もちゃんと返してね!。」
蓮:「わかりました。凛子さん。」
こうして、僕はおばばの思惑にはまった。
凛子さんからの今日の補足
若作りに余念がない凛子です。
蓮がこうして投資(FX)を始める事になりました。私の策略通り?なんで投資を進めるのかって 「無駄づかいはいけないよ」とか「お金はよく考えて使いなさい」とか「おこづかい帳をつける」などなどこのようなお金にかかわる、金融や経済に関する知識や判断力のことを「金融リテラシー」と言います。「金融リテラシー」を適切に身につけることが、子どもたちの一生を左右する大問題であるという認識があり、それを蓮に付けて欲しいと思ったからです。
蓮は、私の話のいいとこだけを聞いていたので、今のところFXは儲かるものと思っていますが、物事にはプラスとマイナスがあるようにFXにもプラスとマイナスがあります。あと、1ドル100円が秒単位で101円になると蓮にはいいましたが、秒単位でなるときもあれば、一日たっても一週間たってももならない事もあります。ちなみにFXでは、円単位ではなく銭単位です。この2つの話も後日きちんと蓮には説明します。