fic-tion’s diary フィクションの創作日記

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ありのママ【美姫さんvs新学期】

美姫さんvs新学期編

 

新学期が始まり、僕は六年生になった。

 

美姫さんは、相変わらずだ。今朝もブツブツ、ワーワーと怒っている。原因は、僕が始業式の日に貰ってきた。大量のプリントたちだ。

 

いつもは、お父さんが書いてくれるんだけど、出張に行っていていない。美姫さんが書かないといけないわけだ。怒ってる理由は、お父さんの出張も関係してくる。

 

「ねえ、ショウ。こうちゃんの会社ってブラック企業じゃない?」と美姫さん。僕は首をかしげる。

 

お父さんの働いている会社は、決まった時間には帰れるし、休日出勤もない。有給休暇もすぐに取れる。お父さんの働いている会社がブラック企業だったら、この世の会社はほとんどブラック企業じゃないかなと思う。

 

「そうかなー。いい会社だと思うよ。いつも帰り早いじゃん。」と僕が言うと「えーっ。だってさ、まずこの時期に出張を入れる?それに学校が休みの日じゃないと一緒に行けないじゃん(美姫さんはお父さんの出張の時はついていく)。だから、こうちゃんが一人で行く出張って二十四時間、会社に拘束されているのと一緒じゃん。家族を放ったらかしなんだし。」と美姫さん。

 

家に帰ってこられない場所に仕事に行くから“泊まりで出張”しなきゃいけないんじゃないかなと僕は思うし、みんなは出張についていかない事を最近知った。まぁ、うちは、出張=旅行みたいになっているから、いいんだけどね。

 

「学校もプリント出し過ぎ、今さ、マイナンバーっていいのがあるのに知らないのかな?」と美姫さん。

 

「マイナンバーって何?。」と僕が聞くと「自分の番号じゃない?。」と美姫さん。“そのまんまじゃん”と僕は心の中でつぶやく。

 

「こうちゃんにマイナンバーを学校に出せば、書類を書かなくていいか聞いてみようっと。」と美姫さんが、お父さんにメールを送る。


「でも、家庭訪問が無くなって本当に良かったー。無駄金を使わずに済んだし。」と美姫さん。


家庭訪問を無くしたのは、美姫さんだ。


おじいちゃんがPTA会長なのをいいことに、PTAで【家庭訪問は必要なのか】と議論させた。満場一致くらいの勢いで【必要なし】になり、家庭訪問は無くなった。


「たまには、マサオくん(おじいちゃんの事を美姫さんはこう呼んでる)も役に立つよねー。」と美姫さん。

 

“充分すぎるくらい毎日頑張ってるよおじいちゃんは。”と心の声でつぶやく。


「空き家も見つけなくて良かったし、マサオくんにチョコレートでも買ってあげなきゃね!。」と美姫さん。

 

空き家って言うのは、家に人(お父さんとぼく以外)がくるのを極度に嫌がる美姫さんが、家庭訪問のたびに校区内に家を借りて、そこに家庭訪問してもらっていた。毎年のように校区内を転々と引っ越ししてる感じになってたのは、ちょっと面白かった。

 

そして、お父さんに『マサオくんの働きが良かったので、チョコレート買ってきてね』とメールする。


さすが美姫さん。自分で買ってくるわけではない。

 

まぁ、おじいちゃんは和菓子派でチョコレートは食べないから、90%の確率で美姫さんのお腹に入ると思う。

 

夕方、お父さんから来たメールを見た美姫さんがさらに怒ったのは言うまでもない。
「ショウ、マイナンバーは学校の書類には関係ないらしいよ!!。」

 

でしょうね!!。僕は心の中でつぶやいた。

 

おわり

 

 

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