短編小説:ありのママ【美姫さんvsクラスメート①】

美姫さんvsクラスメート編①

 

今クラスに嫌な人がいる。

 

何が嫌かって?すぐに人をからかう。本気で嫌がってるのに平気でからかっているのを見ると腹が立つ。そんな事があるから、学校がおもしろくない。


学校から帰ってからため息をついていると、美姫さんが「どうしたの?ショウ。」と聞いてきた。学校で“からかい”がある事を話す。

 

美姫さんの顔色が変わる。

僕はその顔を見て“ヤバイ”と思い「あっ、僕はまだからかわれてないよ。クラスの子だよ。」と僕は慌てて訂正する。

「でも、そんな気持ちにショウをさせるなんてゆるせない。」と美姫さんは言い「ショウ。そういう時の対処法を教えてあげる。」と言った。


美姫さんは「ちょっと待っていて。」と言うと自分の部屋に行き、何かを手に持って戻ってきた。

 

目薬の様な容器に入った液体だった。そして「給食がいいかな?あっ、ショウ、近々調理実習ないの?。」と聞いてきた。


「調理実習は、無いかな。」と僕が答えると「じゃぁ、給食だね。」と言った。


「美姫さん、これはなに?」と聞くと


「ん?。魔法の薬。」と答えた。
「えっ?。」と僕。


「これをその嫌な人に飲ませれば……。」と美姫さんがドンドン楽しそうに話し出す。
なんだか、嫌な気しかしない。


「何の薬?。」と僕がもう一度聞くと「静かになるお薬。」と美姫さん。


なんの薬なのかさっぱりわからなかったけど、美姫さんの顔はいたずらを考えている時の顔だったから、そんなに危なくはないような気がした。


「わかった……。」僕はとりあえず、その魔法の薬を受け取った。
「報告、お待ちしております。」と、美姫さんの目がキラキラしている。
“うん。これは危ないサインだ。”と僕はかんじた。


「美姫さんは、この魔法の薬を誰かに飲ませたことがあるの?。」と僕が聞くと「人には飲ませてないよ。虫けらには飲ませたことがあるけど。」と美姫さん。
「虫けら?」と僕が聞くと「そう。虫けら。」と美姫さん。

 

~つづく~

 

 

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