fic-tion’s diary 

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臭いものには何が効果的でしょうか

ありのママ 第31話 

美姫さんvsにおい

 

「うぎゃ―――――。」
朝から、ビックリして目が覚めてしまった。お父さんの声だ。


慌ててお父さんの寝ている寝室に向かう。
「どうしたの?。」と僕が寝室のドアを開けるとスプレータイプの消臭剤をお父さんに向かってふりかけている美姫さんの姿がそこにはあった。


「美姫さん、冷たいよー。」とお父さん。
「だって、こうちゃん、変なにおいがするんだもん。」と美姫さんは言いながら、シュッシュッとお父さんに消臭剤をふりかけている。


「それ、人にかける物じゃないだろう。」とお父さん。
「大丈夫だよ。お子さまにもペットにも安全って書いてあったから。」と美姫さん。
良く見るとお父さんは、少し濡れた感じになっていた。相当かけられたのだろう。


「それに、靴の臭いも靴箱の臭いもトイレの臭いもとってくれるんだよ。だから、こうちゃんのにおいもとれるはずだよ。」と美姫さん。


靴箱と靴とトイレの臭いと比べられるお父さんって…。ちょっと笑ってしまった。


お父さんに消臭剤をふりかけるのを辞めた美姫さんは、今度はお父さんのにおいを嗅ぎ始めた。
「うん。くさくない。大丈夫。」と満足げな美姫さん。


一方、湿った感じのお父さんは、少し悲しそうだ。


「美姫さん、かけるならせめてデオドランドスプレーにしてくれる?。」とお父さん。
すると美姫さんが「あれは、脇にスプレーするんでしょ。寝ている時に、いきなり手をあげられて脇にスプレーしたら、ビックリするよ。それに、こうちゃんは脇はくさくないよ。全身がくさいんだよ。」と美姫さん。


美姫さん、それ布用だよ。お父さんは、人だよ。

 

おわり

 

 

 

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