fic-tion’s diary 

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自分の理想はあくまでも自分だけの理想です

ありのママ 第43話

美姫さんvsPPK編

 

 

ピンピンコロリが理想の死に方と言う話を聞いた。


「美姫さんも、ピンピンコロリ派?。」と聞くと、「そうかな?。自分が死ぬのって想像した事がないからわからないし、あんまり自分が死ぬ気がしないんだ。」と美姫さん。

 

美姫さんは、ぜーったいに死なないような気がする。

“◯◯は、長生きする”って言うし。

 

「お父さんは?。」と聞くと「お父さんは、ピンピンコロリがいいな。」とお父さん。すると美姫さんが「残念でした。」と言った。

 

残念って何だ?

 

「こうちゃんは、ピンピンコロリでは死ねません。」と美姫さん。そして、ニヤリと笑い
「全ての延命治療を受けてもらいます。」と美姫さんは続ける。
「嫌だよ。痛いことされたりするのは。」とお父さん。
「仕方ないじゃん。決まっているんだから。こうちゃんは死なせません。」と美姫さん。

「何で?。」と僕が美姫さんに聞くと「こうちゃんは、どんな形でも存在して無いと、私が寂しいじゃん。」と美姫さん。

 

お父さんの顔が一気にほころぶ。

 

「それに、結婚式で誓ったでしょ。」と美姫さん。

 

あっ、この前見たやつだ。

 

「シュミレーションは出来てるんだ。まずはね、こうちゃんがあの世に連れて行かれないように、全身にお経を書く。ちゃんと、耳にも忘れずに書いてあげるからね!。」と楽しそうな美姫さん。

 

耳なし芳一だ。

 

「お経だけじゃ色味が足りないから、桜吹雪も書いてあげるね。」と美姫さん。


聞いていたお父さんの顔が、何ともいえない表情に変わっていく。

「もし、お父さんさんが死んだらどうするの?。」と僕が聞くと「冷凍保存かな?。大きな冷凍庫を買って、その中にこうちゃんを入れとくの。そうすれば、冷凍庫を開ける度にこうちゃんに会えるからね。」と美姫さん。

 

ホラーだし。犯罪だし。

お父さん、美姫さんより長生きしてね。

 

 

おわり

 

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