先日、NHKスペシャルにて5Gの番組がありました。
www6.nhk.or.jp
そこで、5Gについて調べてみました。
5Gとは
★超高速
LTEでダウンロードに5分かかる2時間の映画が、5Gであれば3秒でダウンロードすることができるそうです。
★超低遅延
通信の遅延(タイムラグ)が1000分の1秒以下まで短縮されます。超低遅延によって、遠隔地にあるロボット等をリアルタイムに操作ができるようになりますので、遠隔地での工作機械等の操作や、遠隔治療の実現などが可能になります。また、自動運転においても信頼性の向上が期待されます。
★同時多発接続
身の回りのあらゆるものがネットに接続できるようになります。家庭内で考えるとPCやスマホだけ数個だったものが、数百個同時に接続可能となります。(2018年に端末2万個が同時に接続できた)
読んでいると良い事ばかりですね!!
世界では5Gを制するものが世界を制するといわれています。
何故か。
5Gは、単なる通信が早くなるというものではなく、これから来るであろうIoT時代(モノのインターネット時代:工場の自動化・自動運転・遠隔医療)の基盤になるから。いわば、次世代産業の主導権を握る事が出来るからです。
ここから。
中国の通信大手ファーウェイが現在、頭角を現しています。
中国では国家戦略として5G計画を進めていました。そのため、5Gの基地局を例にとって見ると、中国では1万人当たり14.1基であるのに対して、米国では4.7基と中国の3分の1にとどまっています。(デロイトトーマツ調査、2018年8月時点)。ファーウェイの2018年の研究費は1兆7000億円とも言われてます。今のところ、1年間の研究費の1位はAmazonですが、ファーウェイは急激な成長を見せています。
この何が問題なのか。
ファーウェイが開発してくれるなら、ファーウェイでいいじゃないかと思いますが、去年、トランプ大統領が【安全保障上に問題がある機器を米企業が使う事を禁止】する大統領令に署名した事。 米グーグルがファーウェイとの一部ビジネスを停止した事を考えるとファーウェイの機器自体に何か問題があるんじゃないかと思ってしまいます。
中国の「2017年国家情報法」は、中国の企業が中国の国家情報局を支援し、これと協力しなければならない、と規定しています。5Gは広大な通信ネットワークで、米国はファーウェイが深圳の本部から世界に張り巡らされたネットワークにアクセスし、これを管理することを懸念しています。
ファーウェイは、ネットワークを管理するソフトウェアに挿入したコードは悪意のあるものでも秘密でもなく、遠く離れたネットワークを常に最新のものに保ち、トラブルを分析するものだと説明しています。
香港の件を考えても、怖い気もしますが。
まぁ、もしかしたらファーウェイの言う通り、何にもないけど、アメリカが『自分たちが主導権を握らなきゃ嫌だ!!』とごねている事も考えられますけどね。
最後に
5Gは、更に高周波の上に基地局が大量に出来ます。今のところ、問題はないとされているみたいですが……光あるところに影あり。
興味のある方はこちらをどうぞ
【参考資料】
中国は5G通信網に大規模投資して世界をリードする方針、その影響力はアメリカを刺激するレベル – GIGAZINE
ますます先鋭化、5Gをめぐる米中の争い WEDGE Infinity(ウェッジ)
米グーグルがファーウェイとの一部ビジネス停止とのニュースに中国ネットは「ファーウェイ頑張れ」(2019年5月20日)|BIGLOBEニュース
トランプ米大統領、ファーウェイ製品締め出しに道開く大統領令に署名=ファーウェイ「規制は米国をより強い国にはしない」―中国メディア|レコードチャイナ
まもなく訪れる5Gの時代、その電波は本当に「人体に影響ない」のか?|WIRED.jp