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ありのママ 【美姫さんvs自由研究】

美姫さん  vs 自由研究

 

夏休みに入ると、たくさん宿題が出るのも嫌なんだけど、1番嫌なのが、【自由研究】。毎年、毎年、何を研究するのか、とっても悩む。

 

「お父さん、自由研究のネタって何かないかな?」と僕。「自由研究ね……。天気は?」とお父さん。

「お天気は、毎日書く欄があるから、自由研究にはならないよ。」と僕。

 

「そっか。そうだよな。自由研究ね……。」と言い、ネットで調べだした。

 

「昆虫採集は?」とお父さん。「虫集めたら、美姫さんが発狂しない?」と僕。「確かに……。無理か……。」とお父さんが、ひと言。*1

 

「じゃぁ、これなんかどうだ?」とお父さん。パソコンの画面にうつってたのは、【僕の町の歴史探索】だった。

 

「面白そうだね!。」と僕が言うと「ショウは、お父さんが仕事の間に、どんなところがあるのか調べておくんだぞ。お父さんが休みの日にその場所を一緒にまわろうな。」とお父さんが言った。

 

お父さんのおかげで、嫌だった自由研究が、楽しみになる。

 

すると「そういえば、ショウ。美姫さんな、中学生の時に凄い自由研究したんだぞ。」とお父さんが言った。

 

「何か賞を取ったの?」と僕が聞くと、

 

「いや……、賞は取れなかったと思う。でも、クラスメートからは大絶賛だったよ。」と笑いながらお父さんは言い、美姫さんの自由研究を教えてくれた。

 

その自由研究は、美姫さんが中学3年の夏休みにまとめたもので、なんと、研究期間は中学に入学してからずっとだったらしい。

 

それを聞いた僕は、ひとつの物事に注目して、3年間も研究していく事ってなかなか難しいと思った。美姫さんも今でこそ、ダラダラと過ごしているが、ちょっと尊敬の念がわいてきた。

 

「で、美姫さんは中学生活で何を研究していたの?」と僕がきくと

 

「“どの先生の授業が、睡眠に適しているか”というテーマでだな。先生たちの授業中の口調と授業内容から眠たくなるポイントを事細かにまとめて、生徒が授業中に寝た時の先生の対応まで書いていたんだ。見せてもらったけど、納得のいく内容だったよ。」とお父さん。

 

「えっ……。それって」と僕が言うと「美姫さん、先生からは、かなり怒られたみたいだなぁ。でも、全く応えてなかったぞ。」とお父さん。

 

どの先生の授業が、睡眠に適しているか?……って、分かる気はするけど、そもそも授業中には寝たらだめだよ。美姫さん。

 

 おわり

 

*1

ありのママ 第47話 【美姫さんvs生物】 

 

 

 

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