短編小説 ありのママ

あなたなら何を持っていきますか?!

第187話 美姫さんvs無人島

「美姫さん、無人島に行くなら何を持っていく?ひとつだよ。」と僕が聞く。

美姫さんはウーンと考えながら「そうだね……。あっ、家族かな?」と言った。

「家族?。家族をどうするの?」と僕。

「食べ物を取ってきてもらう!みんな一緒だと楽しいし、働いてもくれるし。」と美姫さん。

「それはひとつじゃないような気がする。」と僕が言うと

「じゃぁ、核家族単位でショウとユウとこうちゃんだけでもいい。」と美姫さん。

ん?美姫さんは家族ってどこまで一緒に行くつもりだったんだろう……。

「うーん…。それもひとつじゃないような気もする。」と僕が言うと

「いや、絶対に家族。家族を連れて行けないのなら無人島にはいかない。」と美姫さん。

話の論点がズレているような…。

「でも、何で家族なの?」と僕が聞く。

「だって、ショウとユウは癒し担当で、こうちゃんは何でも担当。私、ショウとユウとこうちゃんがいれば生きていける。」と美姫さん。

美姫さん、無人島でもお父さんを使うつもりだな…。

「家族以外なら?。」と僕。

「家族以外なら何もいらない。」と美姫さん。

「えっ?何も持っていかないの?」と僕が聞くと

「私が無人島に取り残されてたら、こうちゃんが絶対に助けに来てくれる。」と美姫さん。

まぁ……ね。そうかもしれないけど……。

えらい自信だな。

「お父さんが助けに来なかったらどうするの?」と僕が聞くと

「即、絞めに行く。絶対に許さない。」と美姫さん。

…即締めに行くって、無人島からどうやって帰ってくるんだろう。でも、気付いたら帰ってきてそうだから怖いんだよな……。

おしまい

※この短編小説ありのママは、ほぼフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。

おすすめ