私の体重もきっとコレのせいです。

短編小説:ありのママ

美姫さんvs体重

 

今回の登場人物紹介

ショウ:小学六年生の男の子
お兄ちゃん(ユウ):ショウのお兄ちゃん
美姫さん:ショウとユウの母
こうちゃん:ショウとユウの父

 

 

お父さんと美姫さんとお休みの日にまったりとしていると美姫さんが突然

「そういえば、この家に体重計ってあったっけ?」と言い出した。

雑誌を見ていたお父さんが「うちで体重計が必要なのは、美姫さんだけだからなぁ。美姫さん、体重測らないじゃないか。だから、クローゼットの奥にしまっているよ。」 と言った。

僕とお父さんはスリムだ。

美姫さんは……。

「最近さ、身体にがかかっているような気がするんだ。」と美姫さん。

Gって何だ?

お父さんが、体重計を持ってくる。

美姫さんが体重計に乗る。

「ほらね~。道理で身体が重いと思ったんだよ。私の周りだけ重力がかかり過ぎている。」と美姫さん。

Gって重力のことね。

いやいやいやいや、太っただけだから。

とりあえず僕も測る。

うん、いつもと変わらない。

「美姫さん、僕の体重はいつもと変わらないよ。同じ空間にいるんだから、重力は一緒じゃないの?」と僕が言うと

「地球って摩訶不思議な事が起こるんだよ。絶対に私だけGが人よりかかってるんだ。」と美姫さん。

とその時お兄ちゃんが遊びにきた。

「おぉっ。どうしたの?」とお兄ちゃん。

「美姫さんがね、体重が増えたのを重力のせいにしてるんだよ。」と僕が言う

お兄ちゃんはニヤリと笑い、「母さん、重力がかかってるんだったら圧力も凄いはずだけど、母さんの見た目は膨らんだままじゃないか。」と言った。

お父さんが大笑いし、「GはGでも、脂肪のgが増えたんだなぁ~」と。

美姫さんが、舌をべーとお兄ちゃんにむかって出している。

「お兄ちゃん、なんでそんなすごい事知ってるの?」と僕が聞くと

「兄ちゃんな。大学行こうと思って。高校認定の試験をまずは受けようと。」とお兄ちゃん。

「何かやりたいことがみつかったの?」と僕が聞くと

「地球を作ろうと思って。」とお兄ちゃんは言った。

 

お兄ちゃんの夢は壮大だ。

 

 

おしまい

 

 

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 ※この短編小説ありのママは、ほぼフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。