同級生にバッタリ会った時は

ありのママ 第96話

美姫さんvs同級生

 

 

美姫さんvs同級生

外出先で「あぁっ!美姫じゃん。久しぶり。」と声をかけてきた女の人がいた。

おぉっ。美姫さんの知り合いか?珍しい!と思っていたら、

「人違いじゃないですか?」と真顔で返す美姫さん。

「あっ。すみません。」と赤面し、立ち去る女性。


なんだ。人違いか…ん?でもさっきの人、美姫さんって言ってたぞ?と僕は思い、


「知り合いじゃないの?」と僕が聞くと「見たことない人だから、知らない人だとおもう。他人の空似じゃないかな?」と美姫さん。


「でも、美姫って言ってたよ。」と僕が言うと「名前も一緒の他人の空似なんだよ。」と美姫さん。


ものすごい偶然があるもんだ。

 

しばらくして、広瀬さんが「この前ね、中学の同級生の山下さんにたまたま会ったんだけど、美姫にそっくりな人を見たよって言ってたよ。似た人って、世の中に3人いるっていうけど、本当にいるんだね。ってすごいビックリしてた。」と言った。

 

「あっ、それ美姫さんだ。」と僕が言うと「あぁ、やっぱり……だとは思ったんだけど。」と苦笑いの広瀬さん。

 

「美姫さん、中学校の時の同級生も覚えてないの?」と僕が美姫さんに聞くと「覚えてるよ〜。」と美姫さん。

 

「じゃあ、名前を言ってみて。」と僕が言うと

「広瀬さん、斎藤くん、 結花さん、浩一くん。」と美姫さん。

 

それ、広瀬さんとお父さんの苗字と名前をバラバラにしただけだから。

 

「全然、知らないじゃん。」と僕が言うと「私、過去は振り返らないタイプだから」とドヤ顔の美姫さん。

 

 「興味が無いだけでしょ。」と広瀬さんが言うと「あっバレた?。」と笑いあう美姫さんと広瀬さん。

 

美姫さん、中学の同級生を2人しか覚えてないって……、もうちょっと覚えておこうよ!!

 

おしまい

ありのママ 目次

www.fic-tion.com