ゲーム規制にものもうす?

短編小説:ありのママ第183話

美姫さんvsゲーム

 

今回の登場人物紹介

ショウ:小学六年生の男の子
美姫さん:ショウの母親

 

 

ぼくんちは、ゲームの時間制限が無い。でも、みんな1日1時間だとか決まっている事が多い。

この前もニュースでゲーム時間の制限の話をしてた。

 

「美姫さん、うちは何でゲームの時間制限ないの?」と僕が聞く。

 

すると、美姫さんが怪訝な顔をして「えっ? なんでゲームに制限時間しなきゃいけないの?」と聞き返してきた。

 

「依存症になったりとか、勉強に差し支えがあるとか、トラブルになりやすいとかかな?」と僕が言うと。

 

「あぁ、それね。」と美姫さん。

 

「“それ”って?」と僕が聞くと

 

「大人がね、自分たちのことを言ってるんだよ。自分達がそうなってるから気をつけてねっていう、いわば自分たちの経験談だね。」と美姫さん。

 

自分たちの事なのか…。

 

「うちは何で制限をしないの?」と僕が聞くと

 

「そんなの自分で考えないといけない事でしょ。時間を制限してどうするの。それを制限するなら、勉強もスポーツも1日1時間までって制限しないと話が通じなくなる。」と美姫さん。

 

勉強の時間が制限されるのは嬉しい気がするけど。スポーツも1日1時間?

「どういう意味?」と僕。

 

「私的には“ゲーム”も“勉強”と“スポーツ”と一緒だと思ってるんだよね。違いがわからない。“スポーツ“・・・・だけしていいんだったら“ゲーム”・・・だけは何故ダメなんだろう?大人は何時間でもやっていてもいいのに子どもはダメなんだろう?」と首をかしげる美姫さん。

 

「ゲームは遊びだからかな?」と僕が言うと

 

「ゲームを仕事にしている人もいるじゃん。」と美姫さん。

そして「まぁ、ショウの事だからショウがどうしたらいいか考えるべし~」と美姫さんはニコリとした。

 

「あっ、逃げた。」と僕がいうと

「人聞きが悪いなぁ。逃げたんじゃないよ。見守っているって言ってね。」と美姫さんはウインクを僕にしてきた。

背筋がゾゾゾゾゾとした。

 

おしまい

 

 

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※この短編小説ありのママは、ほぼフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。