fic-tion’s diary 

このブログはFact(事実)でありFiction(フィクション)である 日々の生活を深く観察して事実なのか?フィクションなのか?を楽しく発信しています。

国のトップの器

短編小説:ありのママ

忖度vs諫官

 

今回の登場人物紹介

斉藤ショウ:小学六年生の男の子
美姫さん:ショウのお母さん

 

「ショウ。忖度はダメだよ。良い国は作れない。自分をいさめる人を近くに置かないと。私がショウの諫官(かんかん)になってあげるね。」と美姫さん。

 

また、意味の分からない事が始まった。僕、国を作るの?!

 

「諫官(かんかん)って何?」と僕が聞くと*1

「いさめてくれる人。」と美姫さん。

 

ん?忖度は美姫さんにして、いさめられるのは僕?*2

 

「美姫さんをいさめてあげるよ。」と僕が言うと

「老い先短い身ですから。」と美姫さんは言った。

こういう時だけ……と思うが、美姫さんに言ってもらちがあかないので、いつものように美姫さんの遊びに付き合う。

 

僕はゲームを始める。

 

すると美姫さんは、ネットで何か調べ始めた。

「あっ、そこは右だな。」とか「あっ、そこは真っ直ぐだよ」美姫さんが隣で僕に話しかける。

 

どうやら美姫さんは、僕がやっているゲームの攻略サイトを見ているようだ。 

 

「あのさ、ゲームしてる横で種明かしを辞めてくれる?自分で考えてやるから楽しいのに。」と僕が言うと。

 

「過ちを指摘しているんだよ。諫官(かんかん)のお仕事。」と美姫さん。

 

ゲーム以外でやってね。

  

おしまい

 

 

ありのママ 目次

 

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※この短編小説ありのママは、ほぼフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。

 

*1:諫官とは:中国の奏の時代に作られた 天子に忠告し、政治の得失について意見を述べるという職業(貞観政要 - Wikipediaより )

*2:狛犬さんのようになれたらいいなぁ - fic-tion’s diary