短編小説:ありのママ【美姫さんvs子育て】

短編小説:ありのママ

美姫さんvs子育て

 

「ただいま〜。」と僕が言うと

「ただいまじゃないでしょ。」と美姫さん。

 

は?いつもただいまだけど。

 

「じゃあ、何て言うの。」と僕が聞くと

「うーん?なんだろう?」と美姫さん。

 

意味わかんない。

僕は、無視してランドセルを部屋に置きに行く。

 

リビングに戻り、お菓子を食べ始める。

 

無言でお菓子を食べていると、僕の目の前に座り「食べる姿が無駄にいい感じを出しすぎ。」と美姫さん。

 

言っている意味がわからない。

僕は美姫さんを無視し、お菓子を食べ終わり、今日の宿題をはじめる。

 

すると「なんで、すぐ宿題するの!。」と美姫さん。

 

「ねぇ、さっきから、なに?意味わかんないだけど。僕、なにかした?」と僕が言うと

 

「いやいやいやいやいや。ショウは悪くないんだよ。」と美姫さんは激しく頭を振りながら言った。

 

「悪くないのにさっきから、怒ってるみたいな言い方するの?」と僕が言うと

 

「だってさ、お昼にテレビ見てたら、子どもは叱った方がいいって言うから。叱るって難しいなぁ。」と美姫さんは、顔をクシャッとさせた。

 

「意味もなく叱るんじゃなくて、悪いことした時に叱るんじゃないの?」と僕が言うと

 

「ショウは、悪いことしないじゃん。」と美姫さん。

 

じゃあ、叱るな!!

 

 

 おしまい