fic-tion’s diary フィクションの創作日記

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ありのママ  【美姫さんvs面接】

美姫さん vs 面接

 

お父さんがいつになく、ものすごく疲れた顔をして帰ってきた。

「今日は、ご飯を作る気力も無いから、外に食べに行くよ。」とお父さん。

お父さんが、仕事で疲れて帰ってくる事がないから、僕は心配になる。

 

「お父さん、大丈夫?今日、仕事で何かあったの?」と僕が聞くと「今日は、就職試験の面接官をしたんだよ。いつもの面接官の人がおやすみだったから、代理で。」とお父さん。

 

僕は面接官をした事がないから、お父さんの大変さはわからないけど、大変な事なんだなぁと思った。

 

「面接官したの!?。こうちゃん、すごいじゃん。ちゃんと質問に答えられた?」と美姫さん。

 

美姫さんの問いにお父さんがキョトンとする。

 

「美姫さん、僕は面接官だったんだよ。まぁ、5人いるうちの1人だったし、代理だったんだけどね。」とお父さん。

 

「代理でも、面接官は面接官でしょ。質問には答えないといけないんじゃないの?」と美姫さん。

 

お父さんが、またキョトンとする。

 

「美姫さん、僕が就職試験に行ったわけじゃないよ。」とお父さん。「面接は、したんでしょ?」と美姫さん。「面接はしたよ。」とお父さん。「そしたら、質問に答えなきゃ。」と美姫さん。

 

お父さんが怪訝な顔をする。そして「美姫さん、面接って知ってる?」と聞いた。

「知ってるよ。行きたい会社の人達の面接をする場でしょ。」と美姫さん。

 

お父さんの顔が、驚いた表情になる。

 

「美姫さん、それ真面目に言ってる?」とお父さん。「私は、いつでもどこでもどんな時でも、真面目だけど。」と美姫さん。

 

お父さんは、急にフフフと笑い出した。

 

「美姫さん、面接って、会社に入りたいって人を会社が、面接するんだよ。」とお父さんは言った。

 

お父さんの言葉に、今度は美姫さんが驚いた。

「えぇーっ。こうちゃん。それ真面目に言ってる?」と美姫さん。「美姫さんよりは、真面目だと思うけど。」とお父さん。

 

すると「だから、就職試験の面接の時にいろいろと質問をしたら、一緒に面接を受けた人と面接官から、嫌な顔されたんだ。」と納得顔の美姫さん。

「それで、その会社には受かったの?」と僕が聞くと「落ちた。まぁ、面接の時にあんまり好きな雰囲気じゃなかったから、こっちから願い下げだったんだけどね。」と美姫さん。

 

「で、何を質問したの?。」とお父さんが聞くと「給料と賞与と残業の事と、会社の雰囲気と働いている人の平均有給の日にちと、昇進の仕方と会社の福利厚生でしょ。あと何聞いたかな?会社の業績とか会社の平均年齢も聞いたよ。」と美姫さん。

 

「会社案内に書いてなかったの?」とお父さんが聞くと「そこまでは、詳しく書いてなかったよ。あとは直接、会社の人たちの口から話が聞きたかったからね。自分が働く会社がどんなところなのか知りたかったし。」と美姫さんが答える。

 

「よくそれで、就職できたね。」とお父さんが言う。「私が、働いてたとこ?。あの会社は良い会社だよ。面接で社長と意気投合してね~。楽しかったなぁ。」と美姫さん。

 

美姫さんは、どこに行っても美姫さんなんだなぁ。

 

 おわり

 

 

 

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