短編小説 ありのママ

みんな招待の対象です。

第146話 美姫さんvsおもてなし

美姫さんが、テレビを真面目に見てるなぁ〜と思っていると

「こうちゃん、何で私は【桜を見る会】に招待されないの!」と美姫さん。

あぁ、今話題のヤツだ。

「桜を見る会は、功績と功労があった人が呼ばれるんだよ。美姫さんは、この1年の間に何かしたのか?」とお父さん。

すると「めっちゃくちゃ功績も功労も残してますけど。ただでさえ短い、日本人の睡眠時間の平均を伸ばそうと日々努力して寝てるんだよ。」と美姫さん。

ん?僕とお父さんは、一瞬顔を見合わせる。

「はぁ?それは功績って言わないよ。」とお父さん。

そうだ。そうだ。

「平均値は大事なんだよ。指標になるんだよ。それを私が、一分一秒でも伸ばそうと日々、頑張ってるんだよ。」と美姫さん。

美姫さんの昼寝は、国の為だったのか……。

「あと、毎日毎時間休みなく呼吸をして、自然界に二酸化炭素を吐き出してる。自然界に貢献している。」と美姫さんは続けた。

あぁ、美姫さんの仕事ね*1。それで招待されるなら、世界中の人が招待されるけど……。

「でも、桜を見る会は来年は中止になったよ。」と僕が言うと

「はぁ?まだ、私が呼ばれてないじゃん。ねぇ、ただ飯は?食べれないの?あぁ〜、おもてなしを受けたかったな」と美姫さん。

「おもてなしを受けたかったの?」と僕が聞くと

「そうそう、おもてなし(表無し)だから裏があるんでしょ。裏を見たかったなぁ~。」と美姫さん。

裏があったから、中止になったんじゃないの?

来年は辞めるらしいから、その次の年以降に呼ばれるといいね~。

おしまい

おすすめ