おそうじやさんはじめます

福音館書店
さく つかはらみさ
え 石坂しづか
読んであげるなら 5・6才から

《あらすじ》
アリクイさんはおそうじが得意です。
そこで、おそうじやをはじめることを思いつき、仲間を集めることにしました。

まず初めにやってきたのはアライグマさん。
アライグマさんはぞうきんがけが得意なので、採用です。
その次にテナガザルさんがやってきました。
テナガザルさんは自慢の長い手をのばして高い所の窓を拭くのが得意なので、採用です。
次はハムスターさんがやってきました。
ハムスターさんは、小さい体を活かした隙間の掃除が得意なので採用です。
次にネコさんがやってきました。
ネコさんは「僕、綺麗好きなんです。」と言い、自分の前足をぺロペロなめて顔をごしごしこすります。
アリクイさんが「きれいにしてほしいのはあなたの顔じゃないんですけど……」といいます。
ネコさんは、あたふたとして雑巾で柱を拭くと爪を研いでしまい、陽当たりのいい床拭きをすると寝てしまいました。
ねこさんは、不採用になりました。

アリクイさんとアライグマさんとテナガザルさんとハムスターさんはお揃いの服を作り、お仕事の依頼を待ちますがお仕事がきません。
4匹はチラシを作り配っているとネコさんがやってきました。
ネコさんがチラシ配りお手伝いをかって出ます。
すると、ネコさんはお掃除の時とは別なネコみたいにシャキシャキと仕事をします。ネコさんのチラシ配りのおかげでお掃除の仕事がはいってきます。
ネコさんはお掃除やの招き猫として一緒に働くことになりました。