生き物は大切に飼いましょう

ありのママ 第119話

僕vsペット

 

 

僕の家は、ペットを飼っていない。

どうしてかって?それは、去年のこと・・・。

 

「美姫さん、犬か猫か飼おうよ。」と僕が言う。

テレビで、【我が家のペット特集】なるものをしていて、それを見ているとペットが欲しくなってきた。

「ペットね……。」と美姫さん。あまり乗り気な雰囲気ではない。

「ちゃんと僕が世話するから。」と僕が言うと

「ショウが世話をするのね……。」と美姫さん。何か考えているみたいだ。

 

そしてしばらくして、「じゃぁ、ペットを飼うためのテストをするね。生き物だから、飼ってから簡単にいらないとか言えないからね。」と美姫さん。

 

「うん。するする。」と僕。

そのテストに合格したら、ペットを飼ってもらえる~。僕は頑張ろうと思った。

 

「ワンワンワンワン。」と美姫さんが言い出した。

「は?」と僕。美姫さんがいきなり犬の真似をしだした。

 

「ニャーニャーニャーニャー。」と今度は猫の真似をする美姫さん。

僕が意味が分からず、キョトンとした顔をしていると「ショウは、ペットが飼いたいんでしょ。私がペットだと思って私が言ってることを理解して、お世話をしてね。」と美姫さん。

 

それから美姫さんは「ガオーガオーガオー。」とか「コケコッコー。」とか、それはそれは、僕にいろいろな動物の鳴きまねをしてくれた。

 

僕は、美姫さんが何のお世話をしてほしいのか全く分からなかった。

 

ずっといろいろな動物の鳴きまねをしてくるので頭にきて、美姫さんに「美姫さん、ペットは癒しをくれるんだよ。」と僕が言うと

 

美姫さんが満面の笑みで僕を見てきた。

 

ペットと美姫さんをこの家で一緒にするのは、絶対に無理だと僕は確信した。

 

これが、僕がペットを飼うのを辞めた理由だ。

 

 



 



 

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