fic-tion’s diary 

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歴史も変わるのです。

短編小説:ありのママ

美姫さんvs歴史

 

今回の登場人物紹介

ショウ:小学六年生の男の子
美姫さん:ショウくんの母親
お父さん(こうちゃん):ショウくんの父親

 

 

 お父さんが戸棚で何かを探している。

「ここにお菓子を買って置いてたと思うんだけど、無いんだ。誰か食べた?」とお父さん。

 

誰か食べたか?じゃない。美姫さんしかいない。

 

「あっ、お昼に食べたよ。」と案の定美姫さんが言う。

 

「お昼にはお菓子じゃなくて、ちゃんと食事をとらなきゃだめだろう。」とお父さん。

 

「だって、パンが無かったんだもん。非常食は食べたら駄目って言うし*1。」と美姫さん。

「そしたら、白米と何かおかずを食べればいいじゃないか。」とお父さん。

 

「こうちゃん、知ってる?かの有名なマリーアントワネットが『パンが無ければお菓子を食べればいいじゃない』って言ってるんだよ。パンが無いときはお菓子を食べるんだよ。」と美姫さん。

 

「美姫さん。それ、マリーアントワネットは言ってないらしいよ。学校で習ったよ。」と僕。

 

「なんですと!大好きな言葉だったのに……」と美姫さんが、目を丸くする。

 

「そういえば、鎌倉幕府も“いい国作ろう鎌倉幕府”から“いい箱作ろう鎌倉幕府”になったんだろう?。」とお父さんが言う。

 

「そうそう、僕たちは“いい箱作ろう鎌倉幕府”だよ。」と僕。

 

「“いい箱”だなんて……国から箱なんて格下げじゃん。」と美姫さんが失笑する。

 

いやいや、語呂合わせだからね。

 

 

 

おしまい

 

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