【スポンサーリンク】

短編小説:ありのママ【理想の結婚相手とは】

理想の結婚相手とは

クラスの女子が「結婚するなら『ビビビッ』ってきた人がいいよね~。」と1人が言うと、すると他の女子が「私は、身長が高い方がいいな~。」とか「いや、お金持ちでしょ。」とか「頭は良くないと―。」とか「顔が1番」とか言っている。

ふーん。と思いながら、家に帰り美姫さんにその話をする。

 

その話を聞いて「ふぅ~ん。」と美姫さんも一言だけだった。

「美姫さんは、『ビビビッ』は来なかったの?。」と僕が聞くと「来ないよ。『ビビビッ』なんて。そんなの犯罪じゃん。」と美姫さん。

 

「なんで犯罪なの。相手を見たら、身体に電気が走る衝撃がきたって事じゃないの?」と僕が言うと

 

「それ、エサされるんだよ。電気うなぎって、エサを見つけて捕食するときに相手に『ビビビッ』って電気を流すんだよ。詐欺のエサにされるんだよ。」と美姫さん。

 

そうなのかなぁ?!

 

「じゃぁ、身長が高いってのは?。お父さん、まぁまぁ身長高いもんね。」と僕が言うと「身長高いと何かいい事あるの?。」と美姫さん。

 

「高い所の物を取ってくれるとか、一緒に歩いててサマになるとか。」と僕が答えると

 

「高い所は脚立が代用してくれるし、結婚したら家で一緒に過ごすことの方が多いんだよ。座って生活している方が多くない?。そしたら、身長なんて関係ないよ。」と美姫さん。

 

そんなものか?!

 

「お金持ちは?良くない?」と僕が聞くと「お金なんて、あったらあっただけ使えるんだよ。そりゃ、枯れない金の生る木を持ってたり打出の小づちを持ってればいいけど。」と美姫さん。

 

確かに……。

 

「頭は?。さすがに頭は良くないとじゃない?」と僕。「頭が良くても応用力がないと、生活は出来ないよ。ショウ、学校で習ったまんまの事は、日常生活には役立たないでしょ。算数の円周率を学校以外で見たことある?」と美姫さん。

 

そりゃそうだ。

 

「じゃぁ、顔は?カッコいい方が……。」と僕は聞く前に「ショウ、結婚したら相手の顔なんて見ないから、大丈夫。だいたい覚えてればなんとかなる。」と美姫さん。

 

そんなものなのか?!

 

「じゃぁ、美姫さんがお父さんを選んだ結婚した理由って?」と僕が聞くと「運と勘が良かったから。」と美姫さん。

 

たしかにジャンケンに勝って結婚出来たから、運と勘はいいのかもしれない。

 

「じゃぁ、ギャンブルに強い人でも良かったんじゃないの?」と僕が言うと「ショウ。ギャンブルってのは、胴元が一番強いんだよ。初めから勝負の分かってるものは運と勘は通用しないじゃん。」と美姫さん。

 

「でもなんで、運と勘なの?」と僕が聞くと「運と勘が良ければ、生きていけるから。」と美姫さん。

 

美姫さんの話は、夢があるのか無いのかわからないや。

 

おしまい