短編小説 ありのママ

カンジンカナメ。

第179話 美姫さんvs育ち

 「ショウ。人の外見はいつでも変えられるんだよ。」と美姫さん。

「そうかもねー」と僕。興味ないし。

「でもさ、育ちは変えられないんだよね。取り繕ってもボロがでる。だから、育ちって大切なのかもね」と美姫さん。

「そうかもねー」と僕。そんな事言われても興味ないし。

「育ちは顔に出るとも言うし。」と美姫さん。

「そうかもねー」と僕。ホント、どうでもいいし。

「良かった〜。私、育ちが良くて。」と美姫さん。

…どの口が言う?

と、口元まで出かかったけど、僕は育ちがいいので、美姫さんにニッコリと微笑んであげた。

僕の育ちが傷付いた。

おしまい

※この短編小説ありのママは、ほぼフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。

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