短編小説 ありのママ

基準はなんですか?

美姫さんの3ミツ

最近、美姫さんは【3ミツを避ける】が大好きだ。

例えば、おやつで言うと【餡蜜のミツ豆に黒みつをかける食べ方】は3つのミツが重なっているのでアウトだ。

意味不明なんだけどね。まぁ、僕に実害がないからほっとく案件だけど。

先日も美姫さんは、お父さんに「ここに電話して~」と頼んでいた。

「自分で電話ぐらいしたらいいだろう。」とお父さんが言うと

「3ミツを避ける」と美姫さん。

ホントに意味不明。

「何で電話が【3ミツ】なの?」と僕が聞くと

「3が3つ入っているんだよ。電話番号に。3が3つで【3ミツ】」と美姫さん。

理由を聞いても意味不明。

いつものように国会中継を見ている美姫さん。

どう見ても【3ミツ】にしか見えない。

「美姫さん。これは3ミツじゃないの?」と僕が聞くと

「これは、3ミツじゃないよ。【超過密】一筋だから大丈夫」と美姫さん。

超過密って【密閉、密集、密接】が重なったモノじゃないの?

休みの日、お父さんが「お昼はレトルトカレーでいいかな?」とパウチのレトルトカレーを持ちながら言った。

僕が「いいよ~」と言うと

美姫さんが「こうちゃん、パウチのレトルト食品は【3ミツ】だよ。【密接・密閉・密集】がパウチの中に凝縮されているじゃない。」と言った。

それって美姫さんの言うところの【超過密】じゃないの?
そして美姫さんは、ひとりだけカップラーメンを食べていた。

「カップラーメンには、隙間がある~」だってさ。

おしまい

※この話はフィクションです。この話で、3ミツなのは某場所だけだと思いますが、あの場所は異世界なので問題ないと思われます。

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